NPO法人まごころサービス国見センター　理事長　髙橋　修一

　NPO法人まごころサービス国見センターは、平成12年4月に、地域の仲間たち27人で設立しました。

　設立理念は、地域の高齢者が、「困った時は、お互い様」を合言葉に、住み慣れた自宅や地域で、誰もが安心して生活ができる街づくりを目指すというものです。一人一人がその資質を発揮しながら、お互いに支え合って生きていける、そんな地域を目指して、私たちはいろいろな助け合い活動を実践しています。

　たとえ寝たきりになっても、外の自然にふれたい時はふれることができる。心さみしくて、人と話したい時に話し相手がいる。ひとり思い出の音楽を聴きたい時には聴くことができる。元気な時には、したいと思ったことが、自分でできました。そして、心ある人は、心ある仲間たちと、自分の能力を生かす活動をして、生きることの充実感を日々味わってきました。

　そういう、したいことのできる暮らし、そして、人間としての誇りに満ちた暮らしを、身体が不自由になってからもしたいと思います。すべての人に、そのような生き方を貫いてほしいと思います。その願いをかなえるためには、自分と人の幸せのために汗を流そうという温かい心の、助け合い活動が必要だと思います。

　今、地域の自主的な助け合い活動が求められています。会員として仲間にお入り下さい。地域のみんなで新しい「ふれあい社会」を作りましょう。